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XVI
THE TOWER
塔
KEY WORDS
ひらめき|冒険|再出発|一目惚れ
大浄化|予想外の展開|革命
STORY
積み上げたものは必ず崩れる。
それがどれほど美しくて
素晴らしいものだったとしても。
永遠に完璧なものなんて存在しないのだから。
その瞬間は突然訪れる。
それが、世界を飛び出す合図。
崩れ落ちるくらいなら
私から飛び出していく。
壊されるくらいなら
自分の手で壊していく。
長い間閉じ込められて退屈だったの。
さて、どこまでも続く広い世界。
真っ白なキャンバス。
どこへ行こう?
何を描こう?
FRAGRANCE
Bergamot
ベルガモット
フレッシュでみずみずしい感性を刺激する、地中海フルーツの香り
未熟な青い果実の味は、
キューッとアタマを刺激する。
肌を突き刺す夏の太陽のように
神が大地に射る稲妻のように
脳天めがけて刺激して、
視界はチカチカ乱反射。
ワケもわからず飛び出してみたその先は
無重力。
落ちてるのか、上がってるのか!
心臓が、ものすごい速さで震えてる。
自分でもぎ取ったこの実は
苦くて甘くて、キラキラと
夏の海みたいに駆け抜ける
まさに未熟な恋の味。
食べて歌って恋をする
ハッピーな街のにおい。
湿った気分なんてお呼びじゃない
バンと吹き飛ばして
大口開けて笑ってやろう。
落ちてようが上がってようが
どうでもいい。
魂はこんなにも震えてる。
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