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XVII
THE STAR

​星

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KEY WORDS

願いが叶う|輝く未来|想いが報われる|希望

インスピレーション|好調|才能|絶望からの再生

可能性|感性|ひらめき

STORY

彼女は世界を熱狂させ、
その美貌や演技力で絶大な人気を博した。

​しかしその裏で、彼女はいつも孤独だった。
深いトラウマと闘っていた。
心から演技をすることを望んでいても
色っぽい振る舞いだけを求められた。

​栄光の影でどれだけ傷ついても
彼女は彼女であることをやめなかった。

​素直でいること。
繊細なままでいること。
感じることをやめないこと。
誰かのいいなりにならないこと。
自分の感性を信じること。

​どれだけ深い闇の中にいても
その柔らかい感受性が、
頬を流れるひとすじの涙が、
希望の光となることを彼女は知っていたのだ。

 

FRAGRANCE

 

Jasmine & Rose
ジャスミン&ローズ


一番星のように光り輝く意志を手に入れ、華やかに咲き誇るフローラルの香り

天の川の岸辺には
不思議な花が咲いている。

一瞬、真っ白に光ったかと思えば
次の瞬間には色っぽく染まり
熱がこもらせたまま
じっとこちらを見つめている。

一番星よりも熱く輝き
物欲しそうに潤む花の香りは
あまりにも人の心をかき立てる。

美しく煽情的なその花を
ある日、若く力強い青年が
強引に手に入れようとした。

花は青年に首を掴まれたその瞬間、
これまでで最も熱く白い光を放ち、彼を退けた。
そして花はこう言った。

「そこで見ていなさい。
私を手に入れられるのは
私だけなのだから。」

花がこいねがう生き方は
誰のためでも、誰のせいでもない。
ただひたすらに、
自分一途に生きている。

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